ダイレクトメールや、広告サイトで紹介されたリンクをクリックしただけなのに、後から法外な利用料の請求がくるといった被害。無視を貫くのが基本です。
概要
ダイレクトメールや、広告サイトで紹介された外部リンクを何気なくクリックしたら…ただサイトを見ただけなのに、後で法外な「使用料金」の請求がやってくるといった被害。脅迫的な文面で、無理矢理振り込ませようとしてくるのが特長です。
犯行の手口
基本的にはユーザーにリンクをクリックさせることで得た情報を元に、請求メールを送りつけるといった手口。とにかくリンクをクリックさせなければはじまらないので、優良なメールマガジンを装ったり、知人からのメールを装ったり、結構手の込んだものも少なくありません。後に送られてくる請求メールは脅迫的・高圧的な内容になっている場合が多く、ユーザーの不安を煽って無理にでも支払わせようとします。
主な予防策
怪しいメール・怪しいリンクは一切相手にしないことが肝心です。
- 迷惑メールを興味本位で閲覧しない。少なくとも、メール本文に記載されたリンクは絶対にクリックしないこと。多くの場合、そのURLにはあなたのメールアドレスを特定できるIDが埋め込まれており、クリックすることで訪問の事実を相手に知らせてしまいます。html形式のメールの中には、閲覧するだけで、ネットワーク情報を相手に送信してしまうものもあります。
- そもそもそういったメールを見ずに済むよう、メーラーのフィルターはできるだけきつめに設定しておきましょう。
- アダルトサイトなど、アンダーグラウンドなコンテンツを掲載するサイトのリンクは一切信用しないようにしましょう。
万一の際の対処法
多くの場合、相手はあなたのメールアドレスまでしか知ることができません。無視を貫くのが基本です。
- 請求メールが送られてきても、絶対に相手にしてはいけません。海外からの請求(英文メール)でも怖がらず無視しましょう。
- 万一、氏名・住所・電話番号まで知られてしまっている場合や、ついつい振り込んでしまった(課金ボタンを押してしまった)という場合には、躊躇せず、すぐに国民生活センター や警察に相談してください。
- なお、犯人から送られてきたメールは全て保管するよう心がけてください。捜査や訴訟を進める上で大事な証拠になります。