浮気の兆候 序章

浮気の兆候 – 見ざる聞かざる言わざる

「論語」に、”礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ”という一節があります。
いわゆる「見ざる聞かざる言わざる」ですが、何年か前、相沢は「知らんぷり」をする意味ではないよ、と言っておりました。自分が生きる上で非礼を受けたとき、その非礼を、いちいち視たり、聴いたり、言ったり、動いたりするんじゃない、という戒めで、非礼をも自分の成長材料にしよう、そう理解しております。

視たり聴いたりする事。

浮気の兆候はほぼ視たり聴いたりする事により得られます。
ですが浮気の兆候を感じても騒いではならないのです。
まして、被害者になりきってはなりません。鬼の首を取ったように責めたてたら、その先には破綻しかないのです。だからその時は”見ざる聞かざる言わざる”を思いだす。そして深呼吸です。あわせてこ詩編にもお目通し頂きたい。

互いに非難することがあっても 非難できる資格が自分にあったかどうか あとで疑わしくなるほうがいい 正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい 正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気づいているほうがいい -吉野弘『祝婚歌』

それでは本題に入ります。

浮気の兆候 序章

当たり前の話だが、あたなの大切な人が発する浮気の兆候は、必ずあなたにもわかってしまう。大切なパートナーの事だから判るに違いないのです。
”以前と今”の引き算をすれば、いやでも浮気の兆候は感じられるものです。
あなたにとって出会ったころと今、すこし前と今。昨日と今日。いかがだろう、なにかお気づきになった事はあるだろうか?これから先を読み進めると、感じる事や気づきのアンテナは多くなります。もう一度、記しておきます。”見ざる聞かざる言わざる”

軽微な浮気のサイン

繁華街。一緒に歩いているパートナーが興味深そうに自分と年頃の同じ人を見ている。そしてあなたはその視線に気づく。きっと貴方は言う。どこみてた?と。
出会って数ヶ月した頃にありそうな関係、このような軽い浮気のサインなら雅量をもってすれば安に仲直り、穏便にまた親密に展開しそうな仲となります。
男と女の浮気のサインには軽微なものからズシンと重いもの、はては身動きが取れなくなって助けが必用となるもの。名状しがたい重さだってあるものです。

浮気や不倫をする関係者と呼称

相沢の調査部では、御依頼される方を「マルイ」、調査対象者を「ホンマ」、調査対象者と接触した相手を「マルタ」と呼称しておりました。(*1)
この二人にくわえてマルイの親や親戚、ホンマの親や親戚。マルタに夫や子どもがいる事だってある。それに法的な話となれば弁護士さんも加えられて、この例えでも15名くらいの人間関係が構成される、まずは浮気や不貞行為に巻き込まれる人は、かくもこのように意外に多いという事を認識しておいて欲しい。

人間関係と状況によって異なる浮気のサイン

浮気のサインに気づく人はマルイです。浮気のサインを出す人はホンマです。
状況も、男側は子どもの出産にともなった性生活への不満。愛情不足。家事への不満。
女の側なら記念日・誕生日・かまってくれない愛情不足などから、互いの不満が蓄積している状況によって浮気のサインも異なる。
また人間関係や置かれている状況も含めると、同じケースなどまったく無く、長年の経験と実績がなければ対応できないもので、傾向や統計で計れるものではまったく無いものである。

仕返し浮気はあとが悲しい。ズシンと重い浮気事例

”浮気をしたのは私に痛みを与えたあなたのせい。だから他の人に合いを求めた、なのになぜこんなに苦しいのか痛いのか”相手への不満から浮気をする行為は、のちのちズシンと重くなる。
浮気の原因をすべて相手の所為にする考え方にが身に染みつけれはいけない。きっと、それならこちらもとなり浮気をおこなう。
こうなれば手遅れである。あまりにも多くの人を巻き込んで当事者間で解決の見込みが無く、必ずとは言い切れはしないが悲しい結末を迎えることが多い。
浮気の兆候は警鐘である。
浮気の兆候を得る事は幸運であると前にも述べた。
しかしその鳴動を受け流しるなら、あなたにもこの様な時が来ると言えなくもない。あなたが浮気の兆しにいちいち視聴言動せずお互いに好ましい方向に向かいなおせるきっかけとなる事を願い精一杯しるして行きたい。

*1 調査部内の呼称は、現在氏名の一部をさん付けで呼称しております。

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